Kyoto City University of Arts
Advanced Design Studies
PoolRiver#39
学外の方も聴講可能とします
入口と考えると、若い頃ハマっていたKevin Shields(My Bloody Valentine)の影響が意外に大きいのかも(笑)。今でも十分好きですが。それは半分冗談で現実的なことを言うと、デザインをはじめてから主にベタ面を使って制作してきたのですが、行き詰まった際に考えた方法のひとつとしてグラデーションがありました。'間'、'あわい'のようなものにも、その頃読んでいた本を通じて興味を持ち始めた時期でもあったし、日本のアンビエントやドローンミュージックをちゃんと聴いている時期とも重なるので、実際は複合的なものですね。自分の興味の矢印が多く重なったところに、今やっていることの種があったのかもしれません。
As ever, he holds the more ‘fragile’ things in life close to himself. “Overall, I still think poetry and rhetoric are always important,” he concludes.
Toru Kase on how he masters his “fragile” approach to graphic design
もともと父親がアーティスト活動をしていたこともあり、実家の壁にはタイラー・グラフィックス製のポスター、井上有一の埼玉近美での個展のポスター、美術手帖のウォーホルの切り抜き、美術館で買ってきたであろうポストカードなど、そのほかにもたくさんの複製物が貼られていたり、菅木志雄、ブリンキー・パレルモ、アーノルフ・ライナーといったアーティストの小作品・エディションなどが当時の実家にあったり……。