Kyoto City University of Arts

Advanced Design Studies

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#44

八木幣二郎

発掘と演算 | Digging and Rendering

開催日時:

2025/12/04(木)

16:30-18:00

開催場所:

京都市立芸術大学 C棟3F 講義室5 (C305)

備考:

ゲストモデレーター:加瀬透。学外の方も聴講可能とします。


略歴:

グラフィックデザイナー。1999年、東京都生まれ。グラフィックデザインを軸にデザインが本来持っていたはずのグラフィカルな要素を未来から発掘している。 ポスター、ビジュアルなどのグラフィックデザインをはじめ、CDやブックデザインなども手がけている。主な展覧会に、個展「NOHIN: The Innovative Printing Company 新しい印刷技術で超色域社会を支えるノーヒンです」(ギンザ・グラフィック・ギャラリー、東京、2024)、「誤植」(The 5th Floor、東京、2022)、「Dynamesh」(T-House New Balance、東京、2022)、グループ展「power/point」(アキバタマビ21、東京、2022)がある。

関連テキスト:

たとえば放射能のハザードシンボルのような、デザイナーがいなくなった後にもデザインされ続けるシステム

誰かがいなくなるときのデザイナーと、その「力」について──3DCGデザインの俊英・八木幣二郎の試み|WORKSIGHT

いかにソフトウェア的なレイヤーを通すかということについても、意識してやっています。デザインからいかに作業を逆算されないかということについてのフェティッシュ.....こだわり、執着がありますね。完全に逆算できないようにしてやろう、めちゃくちゃ複雑にしてやろう!という(笑)

「3DCG表現と印刷技術の融合」に挑むグラフィックデザイナー八木幣二郎。gggで7月10日(水)まで個展開催中

焦点が合う手前の部分だけで作字する

BEAMS CULTUART

料理のレシピのように、自分専用のテクスチャーメモが手元にあってそれを見返しながら作りたいテクスチャーを形にしています。これまでに手を動かしながら、見つけたやり方も書いてあれば、ほかの方のデザインや写真を見て解析した技法もメモしています。

グラフィックデザイナー・八木幣二郎 新作個展で得た「デザイナーの責任」と「未来に対してすべきこと」 - WWDJAPAN

例えばコンセプトアーティストは、3DCGで架空の生き物を作るときに「トカゲのウロコを借りよう」「ワニの骨格を使おう」みたいな考え方をします。そういうさまざまな生物のツギハギでクリーチャーが作られていること自体、漢字の偏と旁(つくり)、つまり漢字の形を作る手付きに似ていると思います。

グラフィックデザインの別の方法論『creature typeface』──八木幣二郎インタビュー | STYLY