Kyoto City University of Arts
Advanced Design Studies
PoolRiver#21
石のあらましを話すと、ガイドは深く頷き、それは当然のことだと僕のほうを鋭い眼光で睨んだ。 (・・・) 見ている最中は面白くて夢中になったけど、観た後になにを観たかわからないというくらいの振れ幅
「物足りないくらいのページ数で終了」する
冒頭で言ったように僕も建築的なことをしていると思っているんです。どういうことかというと、与えられた展覧会のテーマ設定に対して最適値を返す──依頼されて作品をつくる──ということをしているからなんですね。こういうことをする以前は、出版社で社員カメラマンをしていたのですが、そのときの仕事の仕方とそうは変わっていません。雑誌であれば、企画のテーマがあります。そして担当の編集者がおり、自分の担当するページ数が決まっている。担当者の求めに応じた内容で、ページ数に対して想定される必要な枚数とバリエーションの写真を撮っていく。
プロジェクトの設定として、地球に何かが起こって人間がいなくなった荒廃した未来というSF的なものにしています。なので、展示されているそれぞれの物が持つ情報はあえて無効化しています。メインビジュアルは地元出身の漫画家ひうらさとるさんに『磯人』をモチーフに描いてもらっています。あとは地元出身のものまねタレントのミラクルひかるさんにも映像に参加してもらったり。
彼はあからさまに愛についてストレートに表現し、しかも世界中の人々がそれについていった。また、マスメディアの影響と共に本人のイメージはどんどん変化してゆき、いつしか彼はまるで宇宙人のような、あたかも人間ではないかのような存在となっていきました。それでも世間は彼を受け入れていた。
なるほど。ファーストフードのコーヒーしか買えない、お金に困っている建築家の事務所を表しているのかと思いました。(辛酸なめ子) (・・・)あ! マドラーですか!? (辛酸なめ子)
「六本木、旅する美術教室」第6回 コラムニスト辛酸なめ子の現代アートの中にあるストーリーの見つけ方【前編】|六本木未来会議-デザインとアートと人をつなぐ街に-
静かですよね。
あのカルロス・ゴーンさんが主催されていたアワードですね。(小崎哲哉 ) (・・・) 聞けば、栃木に何でもやっていい山があると言う(笑)。しかも前にその山の崖から車を落としたこともあるらしくて、そこを薦められたんです。ただ、本当に何でもやっていい山なので人気が高いんですよ。そこら中で何か燃えていたりして、あとはすごく過密スケジュール。 (・・・) 田村さんの作品でベケットといちばんつながりを感じるのは、やっぱりゲーム性ですよね。言葉とイメージがどんどん連鎖していくのが、すごくゲームっぽい感じがあって、そこはすごくベケット的かなと思います。もちろん『エンドゲーム』はいちばんゲーム的な要素がある作品ですけれども。(金氏徹平 ) (・・・) ヤドカリじゃないですけども、壺に入ってしまうような。ブラックホールじゃないですけど、世の中のいろいろな事象も引き込んでいく
REALKYOTO – CULTURAL SEARCH ENGINE » 対談:金氏徹平×田村友一郎サミュエル・ベケットと現代アート
鑑賞者は、展覧会を通過する身体を介して、非構造的なモノローグを拾い集め、ただの駄洒落なのかと引き裂かれながらも、語り口の審美性、構造的な側面へと意識を傾けていく。 (砂山太一)